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コーチング

人に心地よく聞いてもらえる声 

朗読のお稽古に久しぶりに参加しました。

今まで、15年近く続けてきて、自分なりの進歩がちょっと感じられた日でした。

うれしかったです。

ただ、うれしいですが、自分の中に再発見した、という感じです。

私は、声が低め、のども強いほうでなく、音域も広くはないです。

朗読を始めてから、生まれ持ったひびく声、鈴が転がるような声、倍音、そのような声を持つ人がうらやましくて仕方ありませんでした。

自分なりに、発表会など来てくださったお客さんに、せめて一番自分のいいものを聞いていただかないと申し訳ないと、かなり、時間をとって練習してきました。

声質だけでなく、声の抑揚、遠くまで怒鳴らないで響き渡らせる声量、など、気を付ける点はてんこ盛りでした。

話す、声を出すというより、目の前の人に伝える、ということを大切にしました。

そのために、自分の一番心地よく聞いてもらえる声、それをずっと探していました。

先月、発声についてレッスンを受け、そこで私が出すべき声について教えていただきました。

それは、なんと、怖い声!!でした。

そんな、私が人前で出したい声とは大違い。

私の中では、少し高くて、ちょっとかわいくて、そんな声がきれいで、周りの人も認めて喜んでくれる声だと思ってました。

大違い!怖い声。

私の出すべき声は、恐ろしい声だとも言われました。

自分の理想と違う!

私は、お金をもらっておこなっている朗読ではありません。

先生からの大切な教えでいうと、たとえボランティアでも個人の趣味でも、人前で朗読するときは一緒。

自分のためではなく、聞いてもらっている人のために行うこと。

自分の理想のために朗読をしてはいけない。

自分の理想と周りの人のためになることが一致していれば大丈夫なのですが。

そう、私は、自分で感じている自分の中の怖い声、恐ろしい声で朗読しました。

先生や、一緒に練習している仲間の空気が変わったのを感じました。

なにか、良い声、よくなった!といわれました。

先生も、褒めるとそこから調子にのって練習をついさぼる私の癖を見抜いてくださっているので、うまくよくなったということをさりげなく伝えてくださいました。

でも、褒められるってうれしい!

怖い声でこれからもがんばります。