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コーチング

「困った人」とは、ずっと話を聞いてもらえなかった人かもしれません

すぐ怒り出す人、すぐに批判ばかりする人、不平や不満ばかり口にする人。

そういう人と接することはありませんか。

そう、このいわゆる「困った人」とレッテルを貼られている人は、実は、性格の問題ではないそうです。

このいわゆる困った人は、ただ聞かれないという経験が続いている状態にいるということだそうです。

自分が失敗してしまった!と内心思っているのに、それについての話を振られるとき、突然、感情的になって怒鳴ったりしてしまう。

自分が馬鹿にされそうに感じる時、その前に、大きな声で威嚇するように話す。

自分の聞きたくない内容の時、聞こえないふりをして、返事をしない。

こんな状態ではないでしょうか。

また、自分はどうでしょうか。

全くこんな態度一度もとったことないよ!、ということは言えないかもしれません。

その困った人の状態を想像してみると、

「今まで生きていた中で、自分が傷つけられた経験がある」

「今日の出来事をただ話したかっただけなのに、相手の不安感を刺激して、いきなり怒鳴られたとか、返事をされなかった」とか。

「この人は私を傷つけないなだろうか、この人は大丈夫な人だろうか」とか。

警戒して、傷つく前に威嚇したり、話を聞かないようにしたり、自分を守っているのかもしれません。

そう、困ったコミュニケーションをとった背景には、性格や能力ではなくて、自分を守らなくてはならないという警戒感がいっぱいだったのではないでしょうか。

自分の話をきいてもらえなかったという辛い経験が積み重なって、そのようなコミュニケーションをとるに至ったのだと「心の対話」の本では書かれています。

自分の行動を変えるのも自分が意識しないとできないことです。

だから、この困ったさんの行動を変える!ということは本人が変わらなきゃと思わないと変わらないのかもしれません。

自分も変わり、その相手も不思議なくらい変わるきっかけがあります。

それは、ひたすらその困ったさんの話を最後まできくこと。

何かのアドバイスをして諭すとかではなくて、まず、最後まで話を聞き切ることなんです。

自分の言いたいこと、伝えたいことはどうする?ということもあるでしょう。

最後まで聞き切ったあと、その人が安心して話ができたあと、そうすると、こちらの話もきいてくれる準備ができます。

何か、理不尽なようですが、この話を聞き切る魔法をぜひ、試してみてください。

お互いに、ただその場しのぎで、無難に済ませるコミュニケーションから一歩でましょう。

それには、まず、相手に安心感をもってもらえるように、話を最後まで、批判や評価をしないで聞いてくださいね。

本当に、相手は喜んでくれます。

笑顔で話をしてくれるようになります。

そこからです。