
今、母はどんな気持ちでいるのでしょう。
母は、認知症です。
日常の生活の中の、食事をしたりなど、大丈夫です。
私は、以前に、認知症家族の会の主催の講座に、半年通いました。
そこでの話で、とても記憶に残っているのが、認知症の人の感じ方についてです。
「今日のお昼に、おいしそうな『うな重』を食べていたね。ほら、そこに器もあるね。」
と、突然言われた感じを思い浮かべてください。
自分は、『うな重』は食べた覚えはない。
しかし、そこに、『うな重』の器がある。
自分には食べた記憶は全くないのに、
「食べたね。」と言われて、そこに器も残っている。
そのような感じなんだそうです。
毎日の生活の中で、このようなことが何度も何度も繰り返されるのです。
不安になるよね。
やはり、家族は毎日のことで、
また、自分自身の生活も成り立たせた上での見守りです。
「不安なんだね」とわかりながらも、いつもいつもは寄り添えないこともあるでしょう。
認知症の人の気持ちも、そうなんだね、不安なんだね、と認める。
そして、それ以上に、家族は自分の気持ちも一番に大事に認める。
辛いね。助けてほしいね。
誰か一緒に助けてほしいね。

私も前に進みます。
好きな自分で生活していくために、私がしていくこと。
母を大切にしながら、
自分の使命を見つけて、自分のしたいことをし続ける。
私の後に続く世代の人たちに、何か貢献できることをみつける。
甘やかすのではなくて。
きっとできる。
まずは、20年後のやりたいことを達成した自分をみつけて、それに向かって一つ一つ山や谷を追い越していきます。