「人と会う予定をしていたのに、ついその計画を忘れてしまった」
こんな時、何て自分が雑なことをしたのか、忘れっぽいのか、なんて、自分を責めてただ落ち込んでしまうことはありませんか。
「ごめんなさい。次から気を付けます。」と言います。
多分しばらくは大丈夫でしょう。
相手に迷惑をかけたこと。
その失敗のために、段取りをもう一度見直して、計画を立て直すということをしたのですから。
また、同じ失敗を繰り返さないために、また、自分を責めるようなことをしないために、できることを考えます。
ここで、『勝間式 生き方の知見』勝間和代著では、問題解決のためにこのように考えていくとよいと、書かれています。
①定義をする
こうすると的確に問題を解決できるだろう、というものを考えます。
②解決法を考える
情報収集をして、最も確からしい仮設をたてます。
③検証する
一つずつ実践して検証していきます。
この3つを繰り返して、最適な解決策を見つけるのです。
「人と会う予定をしていたのに、ついその計画を忘れてしまった」 の解決策を見つけようと思います。
①定義
私は、大事な約束を忘れないように、その予定を何らかの方法で事前に自分に思い出させるツールや方法が必要、と定義します。
②仮説
・グーグルカレンダーのリマインダーをセットする 、それも前日、1時間前、30分前の3回
・手書きのスケジュール帳も併用して、予定を朝に確認する。
・寝不足で思考が鈍っているかもしれないので、毎日睡眠をしっかりとるようにする。
・前日の夜も、次の日のスケジュールを確認する。
など。
この仮説の数は、3個だと少ないそうで、5個だと合格点。
10個あると十分なんだそうです。
この時点で、足りないです。
・スマホでTimeTreeというアプリで管理、スマートウォッチに連携させる
・周りの人とスケジュールを共有しておく。
これで6個です。
③検証
これを効果がありそうなものから試すのですが、根拠も分からないものも試していくことがいいそうです。
その仮説が間違っていたら、その反対の方向へ進めばいいのです。
試行錯誤しながら、すすめる。
失敗しないと解決策がみつからない、失敗に基づく消去法というのが、安心感があります。
失敗が前提、って本当にハードルが下がります。
そして、ここで注意点が3つあります。
1 問題の予兆を感じたら、放置することで問題が大きくなるので、できるだけ早く着手する。放棄すると現状認識がゆがむ。
2 問題の解決を急がない。解決するには、問題に至った年数の3分の1から半分は時間がかかる。
3 一つの問題だけに集中すると、他の問題が見えなくなってしまうので、メモしておいて一旦気持ちから忘れるようにする。
自分がダメだとか、忙しいからなど、理由を漠然としたものにして、問題自体、なかったものにするようなことがあります。
考えるのもおっくうになりがちなことも多いですが、この問題解決の方法は分かりやすくて、なんといっても、失敗上等なのですから、すぐにやりませんか。
私も今からやってみます。
自分の保身ではなく、その仕事自体がすんなり回っていくように対処することが先です。
その仕事はあなたのミスのあと、リカバリーされていますか。
そんな時、
できていなかった自分を認める。
次に、その時の仕事が回っていくように進める。失敗した自分は置いておく。
次回、同じ失敗をしないように、仕組みづくりをする。