('config', 'G-NXSD1CDYZL'); ('config', 'UA-196066762-1');
コーチング

相手の立場になって考える前にする、大事なこと

コーチングプレイス認定コーチ、きいです。

よく小学校の時、大人が

「相手の気持ちになって考えてごらん」って喧嘩をした子供に言うことがあります。

そんな人間関係においては、小さい子でも理解できる当たり前なことです。

ただ、そのことをする前に、とても大切な必要なことに、気づきました。

それは、自分の感情はそのままで大丈夫、

そうだったんだね、とそのままを受け入れることです。

嫌な気持ち、悲しい気持ちを、それはあってもいいんだよ、我慢することではないんだよと、自分の気持ちを肯定することです。

自分自身だけではなく、たったひとりでもいいから、あなたの気持ちはこうなんだね、悲しかったねと自分の気持ちをわかってくれる存在がいてくれたら、最高です。

実は、一人では、なかなかネガティブ感情を持っていることを、肯定するというのが難しいからです。

こんな嫌いだ、悲しい、という感情を持っている自分はダメな奴、と思いがちだからです。

田舎のおばあちゃんを想像します。

実際ではなく、テレビで観た一場面です。

「おばあちゃん、こんなこと言われて、本当に嫌だった!」

「そうか、そうか、よしよし」

「おばあちゃん、あの子のこと大嫌い!」

「そうか、そうか、よしよし」

「おばあちゃん、悲しいよ、悲しくて悲しくって涙ばっかりでるよ」

「そうかそうか、よしよし」

こんなふうに、ただただ自分の感情を肯定して受け止めるのです。

田舎のおばあちゃんみたいに。

こんなふうに、自分の感情はこんなふうに悲しくて辛かった、

と何も行動をせず、ただただ安心できたら、

この質問を自分に投げかけてみるのです。

「もし、自分が、あの子だったら、どのように見えているのかな、どのような気持ちなのかな、何を話すのかな」と。

一生懸命考えてみます。

(今朝、もしかしてお母さんに叱られてから学校へ来たのかもしれない。)

(誰かに同じことを言われて嫌な目にあってるから、つい口に出ちゃったのかもしれない。)

など。

自分の気持ちはこうだね、と肯定できていたら、やっと自分を傷つけたと感じている相手のことを慮ることができるのです。

もし自分のこと自分の感情を肯定できないままだったら。それはその時に相手の立場を考えてみることは、形だけになってしまうのではないでしょうか。

また、自分がダメだから、相手がそういう態度をとったのか、などと、曲がって捉えてしまいます。

自分だけが我慢すればいいことだ、とか。

自分がちゃんとまっすぐ立つことができて初めて、相手の心や状況を想像していいのだと感じました。

まず、自分。

自分をないがしろにして、相手の立場を考える、のは、一見いい人間のように見せて、問題から逃げています。

責任転嫁ともいえます。

自分の感情は何よりも大切です。

もちろん、相手の感情も同じように大切です。

ただ、自分の感情を大切にしてからでないと、本当には相手の感情を大切にはできないんです。

相手のためにも、自分以外の全ての人のためにも、まずは自分の感情を大切に受け止めてください。

そうしたら、周りの人の感情も、そうだったんだね、と田舎のおばあちゃんのように、受け止めることができます。

相手の立場にたって考えてみることもとても有効になってくるのです。