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コーチング

母の病気から考えたこと

母は、とても健康に気を使っていました。

睡眠もしっかりとっていました。

規則正しい生活を送っていました。

運動神経が抜群で、ゴルフが大好きでした。父をおいて、ゴルフだけには早朝月に一回は出かけていました。

旅行も父とよく出かけていました。

手先が器用で、洋裁や手芸はプロでした。

10年前は、この本を読んでおきなさいと社会情勢についての読み物を紹介してくれました。

糖尿病でもありません。

高血圧でもありません。

それでも、認知症を発症しました。

しっかり気を付けていた母でしたが。

私も、できる限りのことは、将来の自分のために、毎日の自分のために、健康に気を付けようと思います。

それでも、そのような病気になってしまうことがあるのです。

ずっと父と母をみて、理想の年の重ね方だなと思っていました。

年を重ねるごとに、自由になって行きたいところへ行き、のびのびと暮らしていたと感じました。

こんなふうに、私も年をとりたいと思っていました。

父が亡くなって、母は私と共に生活しています。

母は幸せなのだろうか。

母が穏やかに毎日をすごしている、ということは幸せなのだと、私は思います。

私は、自分でしたいことをして、いきたいところへいく時間を大切にしたいです。

ただし、その時間は有限です。

あんなに気を付けていても、認知症を患った母。

他の病気とちがって、ただ父の亡くなったことへの悲しみを、この病気のおかげで少しだけ和らげることができたのは、救いでした。

そのまま、父が亡くなったことをダイレクトに受け止めるのは、きっと今の何倍も大変なことでしょうから。

まずは、私は、これからの20年、病気がおそってきても何がきても、こわがらなくてもいいように、備えようと思います。

備えるというより、やりたいことを達成しようと思います。

不安になることをどんどん取り除こうと思います。

行きたいところへ行こうと思います。

そのために、計画をしっかりたてます。

どうぞ見守ってください。